【糖質と炭水化物の違いって何なの? 今さら聞けない栄養知識】
小腹が空いたとき、ついつい手が伸びてしまうケーキ・菓子パン・煎餅・スナック菓子など。
これらの食品に共通するのは、「糖質が多く含まれている」ということ。
現代人の多くは、大盛の丼ものやファーストフード、砂糖たっぷりのジュースやスイーツなどの
糖質を24時間摂り過ぎている傾向があります。
糖質は、血糖値を上げて太る原因になる栄養素で、多く摂取すると体内で脂肪として蓄積されます。
食べたときは糖質なのに体内で脂肪に変わるのは、体内でコンパクトに貯蔵するためには油の方が適しているからです。
肥満と糖質の関係は、現在でも研究が進んでおり数年前の常識が覆されることも多々あります。
世界的に権威ある論文では、「死亡率に関わるのは油ではなく糖質である」ことが発表されました。
糖質と炭水化物の違い
炭水化物には糖質だけでなく、身体には欠かせない食物繊維が含まれます。
痩せるために減らすべきは、炭水化物ではなく糖質なのです。
炭水化物=食物繊維+糖質
となります。
糖質を減らすとなぜ痩せられるのか
糖質を減らしていくとなぜ痩せるのでしょうか?
身体が脂肪を燃やしてエネルギー源を生成するようになるからです。
糖質を多く摂ると、糖を分解したブドウ糖がエネルギーとして使われます。
しかし、糖質が入ってこなくなると身体は脂肪を燃やして、ケトン体というエネルギー源を利用するようになります。
脂肪を多く燃やす回路が活性化されることで、スリムになっていきます。
また糖質を減らすと痩せるだけではなく、身体が軽くなった、視界が明るくなったなど体調面でも様々なメリットが報告されています。
「カロリー制限をすれば痩せられる」と考える人がまだまだ多いのですが、低カロリーではなく低糖質が大事です。
糖質制限をしても野菜の食物繊維、肉・魚・大豆製品などタンパク質はしっかりと食べる必要があります。
ダイエットで重要なのは、「食事を抜いて痩せる」ではなく「食べて痩せる」です。
まとめ
今回は、糖質と炭水化物の違いについて解説させていただきました。
最初はややこしいかと思いますが、食材を購入するときには裏面の成分表を見て買うようにしてください。
食品裏を見て、買うクセをつけるようにしましょう。
美味しく食事を楽しみながら、痩せることができることが糖質制限のメリットとなります。