
従来の栄養失調は、飢餓や極端な食糧不足によって引き起こされるものでしたが、現代社会では、食料が豊富にあるにもかかわらず、栄養バランスの偏りによって生じる「新型栄養失調」が問題となっています。
新型栄養失調とは?
新型栄養失調とは、カロリーは足りているものの、特定の栄養素(タンパク質、ビタミン、ミネラルなど)が不足している状態を指します。
外見からは判断しにくいため、「隠れ栄養失調」とも呼ばれます。
新型栄養失調の主な原因
- 偏った食生活
- ファストフード、コンビニ弁当、インスタント食品などの加工食品の過剰摂取
- 極端なダイエットや偏食
- 野菜不足、特に緑黄色野菜の摂取不足
- 炭水化物や糖質の過剰摂取
- 高齢化
- 加齢に伴う食欲不振や消化吸収能力の低下
- 歯の喪失や味覚の変化による食生活の変化
- 一人暮らしによる孤食
- 病気や薬の影響
- 特定の疾患による食欲不振や栄養吸収阻害
- 薬の副作用による食欲不振や栄養素の吸収阻害
- 生活習慣の乱れ
- 朝食欠食や不規則な食事時間
- 過度のストレスや睡眠不足
- 過度の飲酒や喫煙
新型栄養失調の症状
新型栄養失調の症状は多岐にわたり、気づきにくいものも多くあります。
- 身体的症状
- 疲れやすい、だるい
- 風邪をひきやすい、免疫力低下
- 肌荒れ、抜け毛、爪の変形
- 貧血、めまい、立ちくらみ
- 骨粗鬆症、筋肉量低下
- 便秘、下痢
- むくみ
- 精神的症状
- イライラしやすい、集中力低下
- 気分の落ち込み、うつ症状
- 睡眠障害
新型栄養失調の予防と対策
- バランスの取れた食事
- 主食、主菜、副菜を組み合わせ、多様な食品を摂取する
- 野菜、果物、魚、肉、大豆製品などをバランス良く取り入れる
- 加工食品やインスタント食品を控え、手作り料理を心がける
- 塩分、糖分、脂質の摂取量を控える
- 規則正しい食生活
- 1日3食、決まった時間に食事を摂る
- 朝食を抜かない
- 間食は控えめにする
- 水分補給をしっかり行う
- 生活習慣の改善
- 十分な睡眠と適度な運動を心がける
- ストレスを溜めないようにする
- 過度の飲酒や喫煙を控える
- 栄養に関する知識の習得
- 食品の栄養成分表示を確認する
- 栄養に関する情報を積極的に収集する
- 必要に応じて、栄養士などの専門家に相談する
新型栄養失調のチェックリスト
以下の項目に当てはまる数が多いほど、新型栄養失調のリスクが高いと考えられます。
- 疲れやすい、だるい
- 風邪をひきやすい
- 肌荒れや抜け毛が気になる
- 外食やコンビニ弁当が多い
- 野菜不足を感じる
- 朝食を抜くことが多い
- ダイエットをしている
- ストレスが多い
- 睡眠不足気味
- お酒をよく飲む
新型栄養失調は、気づきにくいからこそ、日頃から食生活や生活習慣に注意を払うことが大切です。
これらの情報が、あなたの健康管理に役立つことを願っています。
