《 糖質制限でホルモンバランスが崩れる!? 》
糖質制限でダイエットに励んでいる方が増えてきました。
正しく行えばとても効果的な方法です。
ですが、間違ったやり方をしていくと体調を崩す原因にもなります。
小学生から初潮を迎えて、閉経に至るまで妊娠・授乳中以外は排卵と生理を繰り返します。
この繰り返しを「生理周期」と言います。
生理不順とは
医学的に正常な生理周期は25日~38日と言われています。
ですが、「生理が毎月来ない」「生理が3週間で来る」などのように、
・生理が短すぎる、長すぎる
・規則的にならない
・月経血の量が多すぎる、少なすぎる
・期間が短すぎる、長すぎる
などの状態が生理不順です。
生理不順の原因とは
「生理不順」と言っても、周期の長さ、期間の長さ、経血量の変化など悩みの内容も原因もさまざま。
生理の周期や期間などは個人差が大きく、環境や体調の変化によっても変わるものです。
①不規則な生活
深夜までの残業や昼夜逆転をした生活、極端に偏った食事などが続くと心・身体にストレスを生じます。
また、海外旅行や長期出張などで時差により、一時的な生理不順になったり環境が変わることにより
生理不順になある場合があります。
一時的なものなら問題はありません。
②激しいスポーツ
急激に体脂肪を落とす激しいスポーツやフルマラソンのように身体を酷使するスポーツを続けていると
女性の身体は、生殖機能を低下させてでも生命維持を優先させます。
生命の危機に関係ない卵巣の機能を停止させるため、生理不順や無月経など引き起こしてしまいます。
③ストレス
仕事や育児、家事、人間関係など肉体的・精神的ストレスを感じると脳にある視床下部が全てを受け止めようとしてしまいます。
視床下部はストレスに敏感なので、日々のストレスが蓄積されるとホルモンバランスに悪影響を与えてしまいます。
④急激な体重の増減
近年多くなっているのが、極端なダイエットによる体重減少や、ダイエット後のリバウンドなどによる急激な体重増加による生理不順です。
急激な体重減少・極端な食事量の減少により、一時的な栄養失調になってしまいます。
特に糖質制限ダイエットをする場合、急に糖質を0にする方もいらっしゃいますので、女性ホルモンがスムーズに分泌されなくなってしまいます。
生理不順や無排卵月経、ひどい方は生理が止まってしまう方もいる程です。
急激な体重減少とは
理想的な体重減少は、急激に減ってしまったとしても「1ヵ月に体重の10%」までにしてください。
体重50キロの女性でしたら、1ヵ月で5キロが理想的です。
これ以上、急激な体重減少は生理不順になってしまう可能性が多いにあります。
健康的な身体で生理不順を改善するには
健康的な身体を手に入れるためには、食事や運動などを日常生活に取り入れることは必要不可欠です。
食事と運動が大切といえ、生理が止まってしまうような過度なダイエットはNGです。
過度な糖質制限や急激に体重を減らすとリバウンドしてしまいますし、急激な体重の増減でさらにホルモンバランスが崩れるという悪循環に陥ってしまいます。
ダイエットでの体重減少は、「1ヵ月に体重の10%まで」とし段階的に減らしていくのが理想的です。
単品ダイエット(バナナダイエット、リンゴダイエットetc)やお菓子のみダイエット、極端な糖質制限など偏った方法ではなく、炭水化物・タンパク質・脂質とバランスのとれた食事を摂ることが大切です。
ダイエット成功に必要不可欠なタンパク質(肉・魚、卵、大豆etc)や血糖値の上昇を抑えたり、腸を刺激して便通をよくする効果がきたいできる野菜、海藻などでビタミン・ミネラルなどを積極的に摂るようにしてみましょう。
まとめ
急激な体重の減少・増加や過度な糖質制限は、見た目だけの問題ではなく、生理不順などのホルモンバランス異常の原因にもなってしまいます。
バランスの摂れた食事を摂り、正しい糖質制限をして理想の身体に手にいれましょう。
正しい糖質制限の仕方がわからない場合は、専門家であるトレーナーや栄養士に聞いてみるのが一番です。
正しい知識と身につけることが糖質制限ダイエットを成功させる秘訣です。