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安易な常用は危険!日常的な薬があなたの「冷え性」を悪化させる可能性


安易な常用は危険!日常的な薬があなたの「冷え性」を悪化させる可能性

「最近、手足が冷える」「以前より冷え性が悪化した気がする」

もしあなたが常用薬を服用されているなら、その冷えは飲んでいる薬と関係があるかもしれません。
薬は病気の治療には不可欠ですが、体の機能に作用するため、時に「冷え」という形で症状が現れることがあります。

特に、頭痛や生理痛で飲む鎮痛薬や、ストレスから来る胃腸薬など、日常的な不調に対して安易に頼ってしまうことが、慢性的な冷え性を招く一因となる可能性があります。

常用薬と冷え性の知られざる関係について解説します。

1. 薬の代謝に伴う体の負担と冷え性

薬を服用すると、体は薬の成分を分解し、体外へ排出しようと働きます。

  • 肝臓への影響: 薬の成分を処理する過程で、解毒を担う肝臓に一定の負担がかかると考えられています。
  • 代謝機能の低下: 肝臓が処理にエネルギーを使うことや、その他の要因により、体全体の代謝が悪くなることがあります。
    体温を維持する機能が低下することは、冷えを感じやすくなることにつながります。

2. 日常的な薬の常用が冷え性を悪化させる理由

特に、対症療法として安易に用いられがちな薬の常用には注意が必要です。

  • 鎮痛薬による間接的な影響: ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの鎮痛薬を日常的に服用し続けると、肝臓に慢性的な負担がかかることで代謝機能に影響し、体を冷えやすい体質へと導く一因となる可能性があります。
  • 自律神経の乱れ:
    • 特定の薬(例:一部の睡眠改善薬や抗不安薬)は、体温調整を司る自律神経系に作用し、そのバランスを乱すことがあります。
    • 自律神経の乱れは、末梢の血流悪化を招き、手足の冷えとして現れます。
  • 血流の滞り: また、薬の種類によっては、血管を収縮させるなどの作用があり、血液が末梢(手足など)まで十分に届かず、冷えやしびれといった症状を引き起こすことがあります。

3. 冷え性の治療に使われる薬(対照的な存在)

一方、医療の場では冷え性そのものの改善を目的として、血流を良くする薬が使われています。

  • 血流の改善: 血流を良くすることで冷えの症状緩和を目指す血管拡張薬ビタミンE製剤などが用いられます。
  • 漢方薬: 体質や症状に応じて、冷えを根本から改善するために当帰芍薬散人参養栄湯などの漢方薬が処方されることも一般的です。

大切なこと:安易な服用を避け、必ず医師・薬剤師にご相談を

常用薬の服用開始後に冷え性が気になり始めた場合は、自己判断で薬の服用を中断したり、量を変更したりすることは絶対に避けてください。

お薬はあなたの病気の治療にとって重要なものです。
冷えの原因が薬の副作用なのか、それとも別の要因によるものなのかを判断するため、必ず処方した医師または薬剤師にご相談ください。 専門家は、安全性を考慮しながら適切な対処法や薬の調整についてアドバイスしてくれます。


まとめ

ポイント内容
薬と冷え性の関係常用薬は肝臓に負担をかけ、代謝機能の低下を通じて冷えを招く可能性がある。
特に注意すべき薬鎮痛薬胃腸薬などの安易な常用は、代謝や自律神経に影響し、冷え性を悪化させる一因となり得る。
冷え性改善のための薬血管拡張薬や漢方薬など、血流を良くする目的で使われる薬もある。
最重要事項薬の服用中は、自己判断せず必ず処方医や薬剤師に冷えの症状を相談すること。

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