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【徹底解説】プロも信頼!加圧トレーニングの深層~メカニズム、効果、注意点~

今回はプロスポーツ界でも注目を集める「加圧トレーニング」について、さらに深く掘り下げて解説していきたいと思います。

大谷翔平 選手・山本由伸 選手 ・佐々木朗希 選手が在籍するメジャーリーグのチーム「ドジャース」
そのチームメイトであるクレイトン・カーショー選手が、加圧トレーニングをしている姿で話題になりました。

チームで加圧トレーニングを取り入れていることが予想されるので、大谷選手も加圧トレーニングを使っていると思われます。

その驚くべき効果のメカニズムから、具体的なメリット・デメリットまで、加圧トレーニングの全貌に迫ります!

なぜ軽い負荷で劇的な効果?加圧トレーニングのメカニズム

加圧トレーニングの最大の特徴は、腕や脚の付け根に専用のベルトを装着し、適切な圧力をかけることで、軽い負荷でも高いトレーニング効果が得られる点です。

この不思議な現象は、主に以下のメカニズムによって引き起こされると考えられています。

1. 血流制限による乳酸の蓄積

ベルトで適度に血流を制限することで、筋肉への酸素供給が一時的に減少します。
すると、軽い運動でも筋肉内でエネルギー代謝が活発になり、疲労物質である乳酸が通常よりも早く蓄積されます。

この乳酸の蓄積が、脳を刺激し、成長ホルモンの分泌を促進すると言われています。

2. 成長ホルモンの大量分泌

成長ホルモンは、筋肉の合成を促進するだけでなく、脂肪の分解を促したり、骨を強くしたりする働きを持つ重要なホルモンです。加圧トレーニングによって分泌が促進される成長ホルモンの量は、通常のトレーニングと比較して非常に多いと言われています。

この大量の成長ホルモンが、短時間での筋力アップや脂肪燃焼といった効果をもたらすと考えられています。

3. 速筋線維の早期動員

筋肉には、瞬発力を発揮する速筋線維と、持久力を発揮する遅筋線維があります。

通常の低負荷トレーニングでは主に遅筋線維が使われますが、加圧によって血流が制限された状態では、軽い負荷でも速筋線維が早期に動員されると言われています。

速筋線維は、筋肥大しやすい性質を持っているため、効率的な筋力アップに繋がります。

プロが実感する!加圧トレーニングの具体的な効果

1. 筋力アップ:眠っていた力を呼び覚ます

軽い負荷でも、成長ホルモンの分泌と速筋線維の動員によって、効率的に筋力アップが可能です。
これは、怪我で高負荷なトレーニングができないアスリートのリハビリや、筋力維持にも有効です。

大谷翔平選手のようなトップアスリートが、パフォーマンス向上のために取り入れているのも納得できます。

2. 筋肥大:理想のボディラインへ

成長ホルモンの作用と速筋線維の刺激によって、筋肉の断面積が増加し、いわゆる「筋肥大」が起こりやすくなります。
これは、競技パフォーマンスの向上だけでなく、ボディメイクを目指す方にも大きなメリットとなります。

3. スタミナ向上:持久力と回復力を高める

加圧トレーニングによる血流促進効果は、酸素や栄養素の運搬をスムーズにし、老廃物の排出を促します。
これにより、持久力の向上や疲労回復の促進が期待できます。

マラソン選手や球技系の選手にとって、パフォーマンスの持続力は非常に重要であり、加圧トレーニングはその一助となるでしょう。

4. 脂肪燃焼:効率的なダイエットをサポート

成長ホルモンには脂肪分解を促進する働きもあります。
また、筋肉量が増えることで基礎代謝も向上し、より効率的な脂肪燃焼が期待できます。

体重管理が重要なプロアスリートにとって、無駄な脂肪を減らし、パフォーマンスに繋がる筋肉をつけることは非常に重要です。

5. ケガの予防・リハビリ:安全なトレーニングで早期復帰を

軽い負荷で行えるため、関節や靭帯への負担が少なく、ケガのリスクを抑えながら筋力強化が可能です。
また、リハビリテーションの現場では、患部に過度な負担をかけずに筋力回復を促す手段として活用されています。

クレイトン・カーショウ選手が加圧リハビリを取り入れているという事実は、その有効性を示唆しています。

6. 美容効果:若々しい体と肌へ

成長ホルモンは、肌のターンオーバーを促進したり、コラーゲンの生成を促したりする働きもあると言われています。
加圧トレーニングによる成長ホルモンの分泌促進は、アンチエイジングや美肌効果も期待できるため、アスリートだけでなく、美容に関心のある方にも注目されています。

知っておくべき!加圧トレーニングのデメリットと注意点

改めて、加圧トレーニングのデメリットと注意点を確認しておきましょう。

1. 専門的な知識と技術が必要

適切な圧力設定やトレーニング方法は、専門的な知識と技術が必要です。
自己流で行うことは非常に危険であり、効果が得られないだけでなく、健康被害を引き起こす可能性もあります。

必ず、認定を受けた加圧トレーナーの指導のもとで行いましょう。

2. 体調による影響を受けやすい

加圧トレーニングは、体調が優れない時や、睡眠不足の時などに行うと、気分が悪くなったり、体調を崩したりする可能性があります。
トレーニング前には、自身の体調をしっかりと把握し、無理のない範囲で行うことが重要です。

3. 特定の疾患を持つ方は注意が必要

高血圧、心臓病、糖尿病、血栓症などの疾患を持つ方は、加圧トレーニングを行う前に必ず医師に相談する必要があります。
場合によっては、加圧トレーニングが適さないこともあります。

4. 費用が高めになる傾向

専門のトレーナーによる個別指導が基本となるため、一般的なジムなどに比べて費用が高くなる傾向があります。
しかし、得られる効果を考慮すると、費用対効果は高いと考える方もいるでしょう。

5. トレーニング時間と頻度

加圧トレーニングは、短時間で効果が得られる反面、長時間行ったり、毎日行ったりすると、体に過度な負担がかかる可能性があります。
トレーナーの指示に従い、適切な時間と頻度で行うことが重要です。

まとめ:可能性を秘めた加圧トレーニング、安全第一で!

加圧トレーニングは、その独特なメカニズムによって、筋力アップ、筋肥大、スタミナ向上、脂肪燃焼、そして美容効果まで、多岐にわたる効果が期待できる革新的なトレーニング法です。

プロスポーツ選手がパフォーマンス向上やリハビリに取り入れていることからも、その有効性は証明されつつあります。

しかし、その効果を最大限に引き出し、安全に行うためには、専門知識を持ったトレーナーの指導が不可欠です。
もし加圧トレーニングに興味を持たれた方は、必ず専門の施設でカウンセリングを受け、体験レッスンなどを通して、自分に合ったトレーニングプランを見つけることをお勧めします。

安全に配慮しながら、加圧トレーニングで自身の可能性を広げていきましょう!

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