
冬は空気が乾燥して、肌や喉がカサカサになりますよね。
実は、それだけじゃなく、全身のさまざまな部位が乾燥してしまう「ドライシンドローム」という状態があるんです。
ドライシンドロームって?
ドライシンドロームとは、涙や唾液といった体の潤いを保つための分泌物が減少し、全身が乾燥してしまう状態のこと。
原因はさまざまですが、加齢や生活習慣の乱れ、ストレスなどが関係していると言われています。
どんな症状があるの?
ドライシンドロームの症状は、乾燥する部位によって異なります。
- 目の乾燥(ドライアイ):目がゴロゴロする、疲れやすい、かすむ
- 口の乾燥(ドライマウス):口の中がネバネバする、喉が渇く、味が分かりにくい
- 鼻の乾燥(ドライノーズ):鼻の中がカサカサする、鼻血が出やすい
- 皮膚の乾燥:かゆみ、粉ふき、ひび割れ
- 膣の乾燥:かゆみ、痛み、性交痛
部位別の対策
ここからは、症状別の対策を紹介します。
目の乾燥(ドライアイ)
- ドライアイ用の目薬(人工涙液)を点眼する
- パソコンやスマホの画面を長時間見続けない
- 目を温めるホットタオルやホットアイマスクを使う
口の乾燥(ドライマウス)
- こまめに水分補給をする
- 保湿ジェルやマウスウォッシュを使う
- 唾液腺マッサージをする
鼻の乾燥(ドライノーズ)
- 加湿器などで湿度を保つ
- ワセリンなどを鼻腔内に塗布する
- 鼻うがいをする
皮膚の乾燥
- 保湿剤を適切に使用する
- 紫外線対策をする
- 加湿器などで湿度を保つ
膣の乾燥
- 保湿ジェルやクリームを使用する
- デリケートゾーン専用の洗浄剤を使用する
- 女性ホルモンの減少が原因の場合、医師に相談する
食生活の改善も重要な要素
ドライシンドロームの対策として、体の内側から潤いを保つために、食生活を工夫することも大切です。
以下に、ドライシンドロームに効果的な食べ物と、食事の際のポイントをご紹介します。
ドライシンドロームに効果的な食べ物
- 水分を多く含む食品:
- きゅうり、トマト、スイカなどの野菜や果物は、水分補給に役立ちます。
- スープや味噌汁などの汁物も、水分と同時に栄養を摂取できるのでおすすめです。
- 粘膜を潤す食品:
- オクラ、納豆、山芋などに含まれるムチンは、粘膜を保護し、潤いを保つ効果が期待できます。
- きのこ類、海藻類、大麦などに含まれるβ-グルカンは、粘液のもとの生成を高め、身体の中から潤いを与えると言われています。
- オメガ3脂肪酸を含む食品:
- 青魚(サバ、イワシ、サンマなど)、亜麻仁油、えごま油などに含まれるオメガ3脂肪酸は、炎症を抑え、ドライアイやドライマウスの症状緩和に役立つ可能性があります。
- ビタミンAを含む食品:
- レバー、うなぎ、ニンジン、ほうれん草などに含まれるビタミンAは、粘膜の健康維持に役立ちます。
- 大豆イソフラボンを含む食品:
- 大豆食品(豆腐、納豆、豆乳など)に含まれる大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きがあり、ホルモンバランスの乱れによる乾燥症状の緩和に役立つ可能性があります。
食事の際のポイント
- バランスの取れた食事:
- 偏った食事は避け、さまざまな食品をバランスよく摂取することが大切です。
- よく噛んで食べる:
- よく噛むことで唾液の分泌が促され、ドライマウスの症状緩和に繋がります。
- 刺激物を控える:
- 香辛料やアルコールなど、刺激の強い食品は粘膜を刺激し、乾燥を悪化させる可能性があるので控えましょう。
- 水分補給:
- こまめに水分補給をすることが大切です。
注意点
- 特定の食品に対するアレルギーがある場合は、摂取を控えましょう。
- 症状が改善しない場合や悪化する場合は、医療機関を受診し、医師に相談しましょう。
これらの食品を参考に、バランスの取れた食生活を心がけ、体の内側からドライシンドローム対策を行いましょう。
まとめ
ドライシンドロームは、早めの対策で症状を改善することができます。
気になる症状がある方は、ぜひ今回紹介した対策を試してみてください。
